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2024.05.15

歯髄は自ら虫歯から守っています。歯髄温存療法について

よく臨床で目にするケースで虫歯がとても大きい場合、虫歯から逃げるような引っ込んだ位置に歯髄(神経)がある場合があります。

また、虫歯を取りきると、薄皮一枚でぎりぎり歯髄に穴が開かずに済むケースもあります。

これは歯髄が持つ歯を内側から守ってくれる機能があるためです。

歯髄は虫歯などで穴になった部位に対して修復象牙質と呼ばれる新しい層を作り出し自らを守ってくれます。

添加された修復象牙質により歯髄が引っこんだような位置にレントゲンからは見えるのですね。

そのため歯髄はできれば抜かずにとっておきたいのです。

歯髄をとってしまうとその防御機構がなくなってしまいます。

歯髄ぎりぎりの虫歯だった場合の治療法はその名の通り歯髄温存療法といいます。

これには保険でできるものと、自費で行うものがあり、内容と使う薬剤も変わります。

 

 

歯髄温存療法(AIPC) 保険


内容

歯髄ぎりぎりの虫歯で歯髄の真脇の虫歯を取りきると歯髄に達していしまうようなケースに行う治療法です。

歯髄に近接した虫歯をあえて取りきらずに、そこに内側から象牙質を作り出す歯髄の機能を促進してくれる薬剤を置きます。これは保険で使える薬剤です。外側は固いセメントで蓋をします。

3か月ほど置いたのちに、再度セメントと薬剤を外してレントゲンで確認します。

うまく奏功していると歯髄の脇に白く一層象牙質が出来上がっているのを確認することができます。

その状態になったのちにあえて取り残しておいた虫歯をすべて取り切ります。そのようにしてとったとしても、新たな象牙質の層があるため歯髄に穴が開かずにすみます。

虫歯を取り切った後は、被せ物の治療に入ります。

費用

2,000円くらい(管理料等含む)


起こりうるリスク

3か月ほど薬剤を置いたのちに虫歯を除去する際に場合によっては歯髄に達する場合があります。その場合は歯髄を取る治療が必要になる可能性があります。
また3か月おいている間や、被せ物をしたのちに痛みが長く続く場合は同じく歯髄を取る治療を行う場合があります。



歯髄温存療法(Vital Pulp Therapy) 自費


これは保険のものとは内容や薬剤が異なります。

内容

歯髄に近い大きな虫歯の場合、この治療法では保険のものとは違い3か月ほど、期間を置かずに歯髄に達する部位まですべてその時点でとり切ります。
そして歯髄の穴になっている部位を消毒したのちに、MTAという特殊なセメントでその部位を封鎖します。MTAも歯髄が内側から象牙質を形成してくれる事を促進してくれます。
当院でこの治療を行うのは、One day treatmentというセレックによる即日に被せ物まで行う治療法と併用します。
そうする最大のメリットは即日に虫歯を完全にとりMTAで封鎖しその上を被せ物でつけるので、細菌が歯髄に入る瞬間を作らないことです。
保険の歯髄温存療法は3か月おくため、その間にセメントから最近が入り込む可能性がゼロではありません。また、保険で即日に自費のように歯髄を封鎖して被せることは認められていません。

もし歯髄を残したい場合は自費の治療のほうが成功率は高いといえます。

 

金額

22,000円(税込)

起こりうるリスク
被せ物をした後に、痛みが続いた場合は歯髄を取る治療が必要な場合があります。

 

 

歯髄をとることになる最大の原因は虫歯です。

虫歯で歯髄をとることを回避するには、

早期発見と日々の歯磨き習慣が大事となってきます。

大事な歯と歯髄を一緒に守っていきましょう

 

新潟市中央区上大川前通り6番町1195-1

アサオ歯科医院

痛みのない快適な治療とおもてなしの時間を目指しています。

虫歯や歯周病にならないような予防に力を入れています。また、お口の衰えから全身の不調につながらないように口腔機能の管理や訓練も日々行っております。

各種保険診療の他にもセレック、セラミック、インプラント、ホワイトニング、歯周組織再生療法等もおこなっております。

詳しくはお問合せページもしくは電話にてお問合せ下さい。

https://www.asaoshika.com/

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