おはようございます。
今朝はだいぶ遅くなりましたが、昨年にいったチューリッヒ大学で受けてきた講義についてレポートします。
昨年スイスのチューリッヒ大学にて行われた、ZURICH CEREC Training Tour 2023という講義を受講してきました。
これは当院で行っているCERECという機械を使って行うセラミック治療に関する最新の知識や技術についての講義と、実際の患者さんでの治療の見学が行われました。
このような機械を当院で目にした方もいるかと思います。左の物がCERECという口腔内スキャナーです。これで撮影したものをAIにより被せ物の形を作り、設計したのちに、真ん中の3Dプリンターのよう機械でセラミックを削り出します。
右にあるものはSpeed fireという削り出したセラミックを高温で焼成する機械です。これによりジルコニアなどの非常に強度の高い被せ物ができます。
このCERECを開発したのが、チューリッヒ大学にいるDr Mörmanです。Dr Mörmanとそのチームにより今回の講義が行われました。
講義は3日間に渡って行われました。以下のような内容です。
1日目‒ June 28
午前中 Dr Devigusクリニック訪問
13:00-18:00 チューリッヒ大学セミナー
Welcome、デジタルインプレッションの現在、全顎スキャンのハンズオントレーニング、インプラントデザインのハンズオントレーニング、材料とセメンテーションの講義
2日目‒ June 29
08:00-17:00 チューリッヒ大学セミナー
ライブデモの概説 CAD/CAM ブリッジ修復ライブデモ
並行して下記のハンズオントレーニング
単独⻭とブリッジのスキャニング、複数⻭の設計と咬合設計、ジルコニアの切削とシンタリング、ライブデモの概説、前⻭部クラウン修復ライブデモ
並行して下記のハンズオントレーニング
前⻭修復物の設計、ステイングレーズ、仕上げのハンズオン、Q&A Session
3日目 ‒ June 30
Dr.Hermann クリニック訪問
インプラントオペ見学
セレックの概要と展望について講義 Prof. Mehl
終了証授与
専門用語が多いので訳わからないですよね。先ほどの写真の機械を使った様々な研究や実際のライブデモが見ることができました。
チューリッヒ大学の講義の合間に、地元の同じ治療を行っているDrのクリニックを訪問することができました。
研修室の風景です。CERECのようなデジタルでの診療が学生ごとに実習を行えるようになっています。さすがスイスだなと思いました。日本も歯科の診療はデジタル化がすすんできていて、今は大きな転換期かと思います。
ライブデモはこの研修室とは別の診療室での様子が映し出されて見ることができました。
その患者さんのセラミックをこの実習室でデザインし、技工士さんが研磨する様子などもみれました。
その後帰国し、自分の日々の診療の参考になることは多かったです。
大学にはこのような歯のオブジェがありました。素敵ですね。
左の方がCERECのバイオジェネリックという機能を開発したProf. Mehlと、地元の開業医Dr.Hermannです。終了証をいただきました。
Dr.Hermannの診療室はとてもおしゃれで、とても楽しんで日々の診療を行っているのが伝わってきました。日本の診療室とは少し違い、とても自由な雰囲気に溢れていたので、参考にしたいと思います。
こちらがその修了証です。
何歳になっても卒業はうれしいですね〜
当院待合室に飾ってあります。
私の好きなCEREC治療の開発者からもらったのはとっても嬉しいですし、日々の診療の張り合いになります。
次回は立ち寄った旅先の滞在記をレポートします。
それではよい一週間を〜
痛みのない快適な治療とおもてなしの時間を目指しています。
虫歯や歯周病にならないような予防に力を入れています。また、お口の衰えから全身の不調につながらないように口腔機能の管理や訓練も日々行っております。
各種保険診療の他にもセレック、セラミック、インプラント、ホワイトニング、歯周組織再生療法等もおこなっております。
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アサオ歯科医院